向田邦子、性を問う 『阿修羅のごとく』を読む

「セックスを抜きにして、ホームドラマは成り立たないんじゃないのかしら」向田邦子の驚くべき提案から始まった不朽の名作の魅力に迫る!!
著者 |
高橋行徳
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ジャンル |
向田邦子に関する本 |
出版年月日 |
2014年9月発売 |
ISBN |
9784900963634 |
判型・ページ数 |
四六判並製320頁 |
定価 |
本体1,700円+税 |
内容説明
1979年と80年に放映されたNHKドラマ『阿修羅のごとく』。堅物そうに見えた父親の浮気を発端にして、四姉妹の間にさざ波が広がる。豊饒なまでに〈性の記号〉が散りばめられていたこのドラマで、向田邦子は性をどのように捉えていたのか。「日本のドラマ史に残る名作を、著者は精緻に読み解き、人間の業の深さをえぐり出す」(朝日新聞書評より)