向田邦子に関する本

「セックスを抜きにして、ホームドラマは成り立たないんじゃないのかしら」向田邦子の驚くべき提案から始まった不朽の名作の魅力に迫る!!
書名 向田邦子、性を問う
『阿修羅のごとく』を読む
著者 高橋行徳
ジャンル 向田邦子に関する本
出版年月日 2014年9月発売
ISBN 9784900963634
判型・ページ数 四六判並製320頁
定価 本体1,700円+税



内容説明

1979年と80年に放映されたNHKドラマ『阿修羅のごとく』。堅物そうに見えた父親の浮気を発端にして、四姉妹の間にさざ波が広がる。豊饒なまでに〈性の記号〉が散りばめられていたこのドラマで、向田邦子は性をどのように捉えていたのか。「日本のドラマ史に残る名作を、著者は精緻に読み解き、人間の業の深さをえぐり出す」(朝日新聞書評より)


発足20年を超えるファンの会――向田邦子研究会に集う面々がその魅力をさまざまな角度から探った保存版!!
書名 向田邦子愛
著者 向田邦子研究会
ジャンル 向田邦子に関する本
出版年月日 2008年12月発売
ISBN 9784900963436
判型・ページ数 四六判並製284頁(カラー30頁)
定価 本体1,600円+税



内容説明

研究会員が選んだ「私が好きな向田作品」ベスト10。さりげないその一言に励まされてきた「向田邦子・珠玉の一言」。編集者・友人が振りかえる「向田邦子、という人」。さらに、向田邦子と縁の深い南青山や『あ・うん』の舞台を散策し(イラスト・ルポ付き)、ゆかりの地である鹿児島や高松での足跡をたどる(見どころマップ付き)。ファンならではの、愛情あふれる一冊。


向田邦子の文章には「嘘」や「マジック」がたくみに埋めこまれている――向田ドラマの演出家であり、盟友でもあった著者が推理小説の手法で読み解く。
書名 名文探偵、向田邦子の謎を解く
著者 鴨下信一
ジャンル 向田邦子に関する本
出版年月日 2011年7月発売
ISBN 9784900963528
判型・ページ数 四六判上製256頁
定価 本体1,600円+税



内容説明

父の死に顔に母がかけたという〈豆絞り〉の嘘とは? 向田邦子は〈軍人〉が好きだった、というのは本当か。名作「かわうそ」のラスト1行にある〈写真機〉の意味。骨董や絵画など〈生活の美〉にこだわったわけは? 後年テレビで性を、それも〈不倫〉をテーマにしたのはなぜか。「男らしさへの嫌悪、家長になることへの恐怖……。本書で独自の向田論を展開している」(日本経済新聞より)。


「向田邦子の言葉と文章についての本は、これ一冊あればいい。そして、もうこれ以上なくていいと思う」久世光彦、絶賛の本。
書名 メルヘン誕生 向田邦子をさがして
著者 高島俊男
ジャンル 向田邦子に関する本
出版年月日 2000年7月発売
ISBN 9784900963139
判型・ページ数 四六判上製280頁
定価 本体1,700円+税



内容説明

『父の詫び状』で、向田家は「戦前の平均的な庶民家族」としてえがかれている。だが、本当にそうだったのか。手がかりは「高等小学校卒」という肩書きや、作品の中の「家賃」にある。さらに「向田邦子は、最も失敗した作のなかで血をしたたらせている」とも指摘する。よき昭和時代の家族、というメルヘンを生み出した向田邦子の〈光と影〉にせまる一冊。