「向田邦子の言葉と文章についての本は、これ一冊あればいい。そして、もうこれ以上なくていいと思う」久世光彦、絶賛の本。
著者 | 高島俊男 |
ジャンル | 向田邦子に関する本 |
出版年月日 | 2000年7月発売 |
ISBN | 9784900963139 |
判型・ページ数 | 四六判上製280頁 |
定価 | 本体1,700円+税 |
内容説明
『父の詫び状』で、向田家は「戦前の平均的な庶民家族」としてえがかれている。だが、本当にそうだったのか。手がかりは「高等小学校卒」という肩書きや、作品の中の「家賃」にある。さらに「向田邦子は、最も失敗した作のなかで血をしたたらせている」とも指摘する。よき昭和時代の家族、というメルヘンを生み出した向田邦子の〈光と影〉にせまる一冊。
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