名うての食通であり、数多くの食に関するエッセイを残した池波正太郎。本書はそこに登場した110軒の店を実際に訪ねて料理を食べ、その味とたたずまいを紹介したものです。今回、池波が主人の仕事ぶりを幾度もたたえていた近江の料亭〔招福楼〕など新規取材8軒を加えた上、料理の価格や営業時間の改訂などを行なっています。 池波の〔食〕に対する目の確かさがわかる一冊です。
著者 | 馬場 啓一●著 |
ジャンル | ノンフィクション・エッセイ・絵本 |
出版年月日 | 2021年11月発売 |
ISBN | 9784900963955 |
判型・ページ数 | 四六判並製256頁(ビニールカバー入り) |
定価 | 本体1,600円+税 |
内容説明
本書に登場する食べもの屋
【銀座・日本橋】少年時代からずっと通いつづけた天ぷら屋など21軒
【神田】江戸の風情が残る一角でのんびり酒を飲む蕎麦屋など11軒
【浅草・上野他】わが故郷、と呼んだ浅草で贔屓にしていた寿司屋など17軒
【赤坂・渋谷他】池波好みの、コーヒーが格段に旨い喫茶店など9軒
【横浜・静岡他】「大好物」と絶賛したシュウマイがある中華料理店など9軒
【京都・奈良】『鬼平犯科帳』に登場する江戸時代の建物が残る京都の茶屋など20軒
【大阪・三重】大阪に「めおとぜんざい」あり、と謳われた甘味屋など9軒
【名古屋・滋賀他】ズラリと並んだつまみがすべて安い名物居酒屋など7軒
【長野・金沢】池波ファンから「行きたいお店」1位に選ばれた金沢の料亭など7軒
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