
向田邦子の文章には「嘘」や「マジック」がたくみに埋めこまれている――向田ドラマの演出家であり、盟友でもあった著者が推理小説の手法で読み解く。
著者 | 鴨下信一 |
ジャンル | 向田邦子に関する本 |
出版年月日 | 2011年7月発売 |
ISBN | 9784900963528 |
判型・ページ数 | 四六判上製256頁 |
定価 | 本体1,600円+税 |
内容説明
父の死に顔に母がかけたという〈豆絞り〉の嘘とは? 向田邦子は〈軍人〉が好きだった、というのは本当か。名作「かわうそ」のラスト1行にある〈写真機〉の意味。骨董や絵画など〈生活の美〉にこだわったわけは? 後年テレビで性を、それも〈不倫〉をテーマにしたのはなぜか。「男らしさへの嫌悪、家長になることへの恐怖……。本書で独自の向田論を展開している」(日本経済新聞より)。
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