古代の遺跡・酒船石の謎に迫る『三つ目がとおる』、
国号「日本」が成立した背景を読み解く『火の鳥・太陽編』……
古代史から近現代史まで手塚治虫の歴史観がにじみ出る漫画7本を収録しました。「解説」では『古事記』研究の第一人者・三浦佑之が現代の歴史学から考察していて、手塚漫画の奥深さをより一層味わえるものになっています。
著者 | 手塚治虫●著 三浦佑之●解説 |
ジャンル | マンガ |
出版年月日 | 2024年1月発売 |
ISBN | 9784910962054 |
判型・ページ数 | A5判並製330頁(カラー79頁) |
定価 | 本体1,700円+税 |
内容説明
①火の鳥「黎明編」:馬を自在に駆使しながらヤマトの地に王権を築いた謎の人物の正体は?
②三つ目がとおる「酒船石奇談」:いまだ解明されない古代の遺跡・酒船石の使い道を手塚治虫が推理すると?
③火の鳥「太陽編」:壬申の乱を経て、大海人皇子はなぜこの国を「日本」と名付けたのか。
④弁慶:義経でなく弁慶にシンパシーを抱く手塚治虫の歴史観がうかがえる一編。
⑤後藤又兵衛:型破りな人間味で庶民に愛された豪傑武将に材をとった異色の時代物。
❻風之進がんばる:幕末の激動期、伊藤博文や山岡鉄舟など実在の人物にもまれながら成長していく少年の物語。
⑦アドルフに告ぐ:ヒットラーにユダヤ人の血が流れていた? 戦争と人間について考えさせられる傑作。
(❻は全集未収録作品です)
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