子どもを全力で守る本

ノンフィクション・エッセイ・絵本

著者の一人、岡真裕美さんの夫は、川で溺れた子どもを救おうとして亡くなりました。市民の憩いの場となっていた場所で起きたこの事故をきっかけに、岡さんは「どんな事故が子どもに起きているのか。どうすれば防げるのか。子どもの事故予防の本を作りたい!」という思いにかき立てられます。大阪大学で安全行動学を学び、クラウドファンディングで本を出すための資金を集め、4年の歳月をかけて作り上げたのが本書です。

著者中井宏・岡真裕美●編著
ジャンルノンフィクション・エッセイ・絵本
出版年月日2024年6月発売
ISBN9784910962078
判型・ページ数A5判並製144頁
定価本体1,500円+税

内容説明

◎子どもの特性

なぜ子どもには、予想もしなかった事故が起きるのでしょうか。「子どもの特性」には次のような特徴があります。

①衝動的に行動してしまう。
②子どもの視野は狭く、大人の60〜70%しかないと言われる。
③経験値の少ない子どもには「危ない」がわからない。
④子どもは学んだことを応用して生活に生かすことが苦手。
⑤子どもに「気をつけて」は通じない。

第1章:屋外の危険

子どもの事故で多い「交通事故」「水難事故」を中心に「どんな状況で事故が起こっているか」「なぜ事故は起きるのか」「一般的な対策よりもう少し踏み込んだアドバイス」をしています。例えば──

①交通事故の半数を占める交差点での事故。子どもに道路の横断をどう教える?
②交通事故の中では見過ごされがちな駐車場の事故。ドライバーが駐車するときや子どもが車から降りるときの注意点を教えます。
③交通事故で亡くなったりケガをする人は7歳が多い。「魔の7歳」になる理由とその対策を教えます。
④自転車に乗るとき、ヘルメットを正しくかぶっていれば死亡リスクは4分の1に。ヘルメットの選び方やかぶり方を教えます。
⑤毎年溺れて亡くなる人が中学生以下で30人前後いる。泳げる人でも溺れる怖さを知っておこう。

第2章:屋内の危険

①屋内で多い「指がはさまれる事故」。他の人や自分が閉めたドアで、エレベーターや電車の戸袋に、自動車のパワーウィンドウに。
②ノドに詰まりやすい食べ物に気をつけて。お餅の他にも、ブドウやリンゴ、プチトマト、球形チーズや豆など。
③窓やベランダからの転落も起こりやすい。手すりや窓に手が届けば乗り越える可能性があるって覚えておいて!

第3章:心の中の危険

周りの様子がすぐに変わらないとき、人は危険を感じにくく、大したことはないと考えがちだという実験結果があります。「まあ大丈だろう」と考えずに、思いきって行動することを心がけましょう。

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